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百匹の踊る猫/浅暮三文

亜坂誠25歳。 4歳の娘、理沙と二人暮らし。 職業は刑事。3年前に刑事試験に受かった。しかし娘と二人暮らしで刑事は自分にとっても娘にとっても辛かった。いつも面倒を見てくれている叔母からは転職しろといつも言われている。 理沙は本の世界に逃げ込み、そして、たまに親のいない生活に耐えかねて気持ちを爆発させてしまう。 それを見ているのも辛かっ…
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幸福な食卓/瀬尾まいこ

「父さんは今日で父さんをやめようと思う」 という衝撃的なお父さんの言葉を佐和子は兄の直ちゃんと朝の食卓で聞いた。 佐和子の家はどんなにしんどくても朝は一緒に食べるというルールがある。 今日も同じようにお父さん、直ちゃんと3人で食べていたが、まさか父が父を辞めると言い出すとは。どういうこと!? 佐和子は中学生、兄の直ちゃんは地元でも有…
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風紋/乃南アサ

いわゆる普通の女子高生の真裕子。 保護者会のある日、校則違反である食事を学校帰りに友達と行った。大盛りオムライスそして、こっそり隠れて煙草も吸う。こんなちょっとスリリングなことを友達と一緒に楽しむ。 友達と楽しい時間を過ごし家に帰った真裕子。保護者会から母はまだ帰っていない。メモが机にあった。雨が降る前に洗…
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小さいおうち/中島京子

直木賞受賞作。同姓同名の知人がいるのでつい借りてしまった本 昭和初期、小学校卒業後に山形から東京へ女中奉公に出たタキ。 老いて後、長年奉公で培った生活の知恵を1冊の本にし、近年おばあちゃんの知恵袋といった感じでそれなりに売れた。出版社は次回もそういった本を書いてくれることを期待している。 しかしタキは自分が何を書…
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田園発港行自転車/宮本輝

川辺康平は富山に帰るという脇田千春の送別会の後、学生時代からの友人、日吉がしているバーで飲んでいた。 千春は東京の生活に疲れて富山へ帰郷するのだが、送別会の時にもいかに富山が素敵な所かと力説する。ぜひ滑川の愛本橋と言う素敵な場所があるのでいらして下さいと。そんな話を聞いたと日吉と話しながら、近くに座っている女性二人がゴッホの星月夜…
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珈琲屋の人々 ちっぽけな恋/池永陽

先日載せた珈琲屋の人々の続き 今回も相変わらず行介の元には悩みを抱えた人がやって来る。何と中学生の恋愛相談にまで乗ってしまった。 しかし、今回メインの相談者は木綿子さんだ。同じ商店街にあるおでん屋が急に繁盛し出したと同級生の島木に聞き、行ってみるとそこには今までのおばあさんではなく綺麗な女性が立っていた…
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水のかたち/宮本輝

志乃子は先日主人と一緒に行った近所のカレーとコーヒーだけの喫茶店にあった文机が気になって仕方がなかった。 今日こそは譲って貰えないか聞こうと意を決して訪ねてみた。 店主の女性はもう店を閉めようと思っていたのだ、ちょうどいい持っていってくれ、何なら2階にも亡くなった主人が骨董品屋を退職後始め、ガラクタがいっぱいある。良かったらそれも持…
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まひるの散歩/角田光代

オレンジページに掲載されていたエッセイ。なので、料理のことなどが多く綴られている 角田さんは面白い発想があって読んでいて楽しくなる。年齢も少し上だが近いせいもあり共感できる部分も。 今回もうんうん、わかると思ったり、へぇ~そんなこと考える人がいるんやと思ったり 一番面白かったのは「総…
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カシオペアの丘で/重松清

北海道北都市、昔は炭鉱で栄えた町だ。大きな観音様が町を見下ろしている。 小学4年のトシ、ユウ、シュン、紅一点ミッチョの4人は親が遅くにしか帰ってこないユウの家で夜に勉強をすると嘘をつき、ボイジャーという名の衛星を見に行くことにした。この場所にはダムが建設される予定でここにくることはもう出来ない。 ボイジャーはもちろん見えなかった…
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珈琲屋の人々/池永陽

行介の住む商店街にもバブル景気で地上げ屋がやって来ていた。 ある時土地を売ることに反対していた店主の娘が暴行され、それを苦に娘は自殺してしまう。 行介の父は喫茶店を営んでいて、そこにも地上げ屋がやってきた。地上げ屋は自分が娘を暴行したと言い、行介はかっとなり殺してしまう。 刑期を終えてすぐ父も亡くなり、行介は喫茶店を続けること…
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珈琲挽き/小沼丹

1970年~80年にかけての筆者の周りで起こった何気ない日常のエッセイ。 酔っぱらって起きた出来事。庭にやって来る鳥や蛙のこと。ロンドンに住んでいた時のことなどを楽しく書かれている。 特に酔っぱらって起きた出来事は可笑しかった。酔っぱらって機嫌がよくなり、財布を隠すのだという。これくらいは酔っていても覚えているぞという気持ちらし…
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春琴抄/谷崎潤一郎

大阪道修町の薬種商に生まれた琴は9歳で病により盲目となる。 琴の家に奉公に来ていた佐助は無駄な事を話さない事を琴に買われ琴の世話役となる。 琴は三味線を習い大変上手く、その練習ぶりを付き添っていた佐助も聞き学んでいた。貯めたお金で安い三味線をこっそり買い、みなが寝静まった頃に押し入れで練習していたがバレてしまい琴の前で弾くこ…
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でいごの花の下に/池永陽

燿子はフリーカメラマンの嘉手川と仕事で出会った。ライターの仕事をしており、編集社の上司が彼の写真に惚れ込んだのだった。彼の写真はどれも死んだ写真だと燿子は感じた。 その彼に惹かれ付き合うようになる。 子供が出来たかもしれないと思っていたある日、彼は別れの言葉とインスタントカメラを置いて姿を消した。 燿子は彼の故郷である沖縄…
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残虐記/桐野夏生

主人公は小海鳴海という名前で高校生の時に衝撃的な作家デビューを果たした。 しかしある時、手記を残して失踪してしまう。 その手記には衝撃的な内容が綴られていた。 工場で働く父を持つ景子は10歳の時にバレエのレッスンの帰りに父が飲んで帰っているのだろうと思われる場所へと一人向かい、探しているうちに見ず知らずの男ケンジに誘拐…
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ついでにペロリ/東京子ども図書館一編

以前に読んだホットケーキのシリーズ うちの中のウシ  貧乏な百姓の夫婦が小さな家に住んでいた。妻がうどんが作りにくいのでもっと広い家に住みたいと言う。  それを聞いた夫が近所の知恵のありそうじいさんに相談に行った。  わしの言う事を絶対聞くなら教えてやろうとまずはメンド…
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雲の階段/渡辺淳一

東京に住んでいた三郎は東京から200キロ離れた島に移り、診療所で事務の仕事をしていた。手先の器用さを島で唯一の診療所の医者である所長に買われ、事務だけではなく色々な検査の仕方を教わり、医療業務にまで携わることになる。 もちろん違法であるが所長は助かっていた。 ある時、所長は知り合いの葬儀に行くため東京に出て島を何日か空けることとなった…
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「古事記」75の神社と神様の物語/由良弥生

去年位に古事記を読んで以来(子供向けの(笑))何て面白いんだとはまってしまい、面白そうなものがあると借りている。これも図書館で予約して半年漸く入った本。 古事記のエピソードとその神様を奉っている全国の神社を紹介。 申し訳ないが半年待った割にはもうひとつな内容 依然読んだ…
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地のはてから/乃南アサ

大正時代、北海道開拓団で渡った家族たちの物語。中央公論文芸賞受賞。 主人公とわの両親は福島で農業をしていたが、父が嫡男ではなかったのでふらふらしていて、これからの時代は株だと誰かに吹っ掛けられて、母を置いて東京へ行ってしまう。最初のうちは良かったものの気づけば借金だらけでどうしようもなく、兄名義の借金もつくり、誰にも言わず家族…
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うつぶし/隼見果菜

うつぶし・海とも夜とも違う青の2作品収録。うつぶしは第28回太宰治賞受賞作。 うつぶし オグシチャボ(架空)という毛質の素晴らしいチャボを自然農法で育て上げる父。 母は雛子を産んですぐに家を出て行き、雛子はオグシチャボと同様の愛情で父に育てられた。 人との付き合い方を知らず育った雛子は小学生の時に好きになった男の子を…
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隠された刻/坂東眞砂子

「竹松」 明治30年代、ニューカレドニア行の移民募集のビラを見た竹松はニューカレドニアに行くことを決める。鉱山で働いていたが、博打で負けて親方の名を出して借金をした為逃げ出さなくてはならなかった。 最初は鉱山で真面目に働いていたものの根っからの博打打ちで少しでも博打の出来る街へと逃げ移り住む。 「睦郎」 第二次世界大…
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カッコウの卵は誰のもの/東野圭吾

緋田宏昌はスキーだけのために生きてきた。娘が生まれたのは海外合宿中だった。娘が生まれてからもスキー中心の生活で、妻が少し疲れているなとは思ったもののスキーばかり考えていた。しかし妻は育児ノイローゼで自殺してしまう。 その後、宏昌は娘を一人で育て上げ、スキーを教え、スキー選手に育て上げる。 そんな二世代揃ってスキー選手ならば、遺伝子学的…
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柳田国男と遠野物語

以前読んだ角田光代さんの「降り積もる光の粒」に遠野物語の話が出ていて気になり読んでみたくなったが、難しくて読めなかったらどうしようと思い、とりあえずこのmook本を借りてみた 河童や座敷わらしの民話のイメージが強い遠野物語。 やわらか~い話が詰まっているのかと思いきやそんなことはなかった{%顔モ…
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更紗の絵/小沼丹

庄野潤三氏の本の最後に載っていたので、気になり借りた本。 戦後間もなく長野に疎開していた吉野君が、奥さんと小さい子供を連れて東京に戻り、そこから日々生活していく様子を描いている。 解説を読んだところ、吉野君は作者であるらしいが、文調はあくまで吉野君に聞いたところ、こうであったらしいという感じですすんでゆく。 戦後間もな…
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ホットケーキ/東京子供図書館一編

少し前に「かにかにこそこそ」を読み聞かせしたというブログを読んで気になり、図書館で借りました いくつかの楽しいお話が詰まっています かにかにこそこそ おじいさんが川でかわいい「かに」を見つけ、最初は川でえさをあげていたもの…
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月と雷/角田光代

タイトルにもなっている「月と雷」どういう関係なんだろうと不思議に思っていたら最後辺りにふらっと出てきたシチュエーションでした 主人公智の母親直子はお世辞にも母親らしいことをしているとは言えず、家事も料理もほとんどしない。 でも何故か(だからか)世話を焼いてくれる人が絶たない。住む所…
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鳥の水浴び/庄野潤三

よく本の後ろに色々本が紹介されているが、ここを見て図書館で予約したりしているこの本も「時は流れ、夫婦二人となり、穏やかな時が繰り返される物語」とあり、穏やかな気持ちになりたいと思って借りてみた。 読み始めてあれっと思う。これ長編小説て書いてたけど、小説ま…
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降り積もる光の粒/角田光代

数多く旅行されている角田さんの旅についてのエッセイ。 以前にも角田さんの旅のエッセイを読んだことがあって(記憶力が悪くタイトルは忘れた)アクシデントの多い人だなと思った記憶がある。だが今回この本に自分がトラブルが多いと思ったことは一度もないと書かれていて確かにトラブルかどうか判断…
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しりとりのだいすきなおうさま/中村翔子

何でもしりとりの順番でないと気がすまない、しりとりの大好きな王様がいました。何と食べる順番までしりとり 使用人たちが困りはてて、仕掛けた罠 いい歳して子供もいないのに、絵本を読んだのは、最近この絵本を子供たちに読み聞かせしましたとブログに書いていらっしゃる人がいて…
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右岸/辻仁成

以前書いた「左岸/江國香織」の主人公が違うバージョン。 http://s.webry.info/sp/71481278.at.webry.info/201505/article_28.html 左岸で出てきた茉莉ちゃんの隣に住んでいた幼なじみの祖父江九が右岸の主人公。九は茉莉ちゃんが好きで、茉莉ちゃんのお兄ちゃんも好きだった。でも、お兄…
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花酔ひ/村山由佳

東京の呉服屋の娘麻子が、アンティーク着物の店をすることとなり、その買いつけで京都の葬儀屋の婿養子正隆と出逢い、お互い何かを感じあう。何度か会ううちに確実に異性として意識しあうが、二人にはお互い妻、夫のいる身であり、一線を越えることを恐れ、会わないようにしていた。しかし、再会してしまう。 そしてもう1つのカップルも出逢い、一線を越して…
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